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日本全国美味しいお酒を探して
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この家業に携わったのは28歳頃。
何も分からない事ばかり。
その頃第一次地酒ブームが訪れた時期でもあります。
我が蔵のお酒を販売するには売れてる有名な蔵の酒に近づければと考えました。
何も知らない私は東奔西走。
全国の蔵元といえば言い過ぎかもしれないが、遠く離れた日本全国の有名地酒蔵から
もちろんお隣の広島・兵庫の蔵元など気になる蔵元はすべて見学させて頂きました。
とにかく美味しいとされる評判の良い酒を求めて、右往左往。
結局同じお酒は1つとして出来ないんだと分かり始めたのはそれから5〜6年経過した頃でした。
「世の中にはすごいお酒を造る蔵元が沢山有る。」
「いくら勝負しても所詮二番煎じどころか、三番煎じ。」
そこでふと思いつきました。
一般的に使用されている山田錦は使わないで、地元雄町米での酒造りこそ「櫻室町」をアピールする最大の戦力になると。
その後、更に雄町米の酒造りに確信させられる出来事が起こるのです。
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原料にこだわることへの確信
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以前から海外の酒類コンテストには積極的に出品していましたが、その度に訪れる国々には、国酒があり、その国にしかなお酒がありました。
どこの国でも自国のお酒を愛飲し、誇らしげに”どうだ美味しいだろう!”と乾杯の様にグラスを持ち上げてきました。
ビールを始めとしてもちろんワインまで。
それはすべて地元の特産物から作られ、それぞれに作り出された特徴な酒を売り物とする。
原料が無くなればそれまでで、他地域から原料を取り寄せてまで造らない。
まさしくこれが地酒の原点と感じたもう一つの大きな要因だったと思います。
幸いなことに、私達の地域には雄町米という素晴らしい米がありました。
そう、このように周り回ってやはり雄町米の酒「櫻室町」の酒造りが始まったのです。
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地酒は地元の米と水を使って造るからこそ 個性が生れるという信念がある
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雄町米は地元備前のお米です。
幻の酒米とも呼ばれている雄町米は栽培だけではなく、精米を始めとする原料処理にも手間と時間がかかります。
「手間がかかっても、雄町米でやってみようじゃないか」これが私どもの蔵の選択です。
今となっては世界の場で雄町米の酒の良さと酒造技術の高さが認められ、数々の世界コンクールでは高い評価を頂いております。これもひとえに愛飲家の皆様方を始め多くの方々のお引き立て、応援の賜物と存じます。
そしてわたくしどもはこれからも雄町米の酒「櫻室町」を造ってまいります。
私どもの蔵のお酒を愛して下さる酒販店様と共に、岡山の雄町米でできたお酒を日本中の皆さんに世界中の皆さんに楽しんでいただきたいと願っております。
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その一、雄町米にこだわること
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雄町米は、酒米として広く知られている山田錦・五百万石などの親にも当たる酒米で、とても貴重な米とされています。
嘉永四年、高村村雄町の岸本甚造が大山参拝の帰路に珍しい品種の米を発見し、これを持ち帰って栽培したのが始まり。
その後、赤磐市(旧赤磐郡)をはじめ当地一帯で生産されるようになり、「備前雄町」と呼ばれるようになりました。
雄町米は明治の末から大正・昭和にかけて酒造好適米として全国に供給され、当時は、雄町米を使用せずに酒の品評会で上位入賞することは不可能とさえ言われていました。
ところが、このお米は化学肥料を嫌い、栽培も手間がかかり、むずかしいため、農業が近代化されるに従って栽培面積が減り収穫量も微々たるものになっています。
それが「幻の酒米」といわれる所以です。
弊社では、岡山市瀬戸町(旧赤磐郡瀬戸町)で雄町米の契約栽培農家を増やし、JA東岡山瀬戸支部が中心となって生産者が組織している「瀬戸雄町部会」にも参会、毎年研究会等で最良の雄町米造りを検討しております。その甲斐あって最高の雄町米を安定的に確保しております。
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その二、雄町の冷泉にこだわること |
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日本の名水百選にも選ばれている「雄町の冷泉」は、岡山県三大河川の一つ旭川の伏流水が湧き出しているのです。
古くから岡山市雄町の地に湧き出ている地下水は、池田藩の御用水として有名で、清水所に掘られた井戸はかつて「殿様井戸」とも呼ばれ、明治半ば頃まで世襲の水奉行が厳重に管理し、庶民の口にはめったに入らなかったそうです。
味は深みのある、やわらかい口あたりが特徴で、酒造りに適した軟水です。
今になっても酒の仕込時期には日に何回もローリーで水を汲みに出向いております。
そんな美味しい水を使用して櫻室町は醸されています。
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その三、造りにこだわり続けること |
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室町酒造では、幻の酒米「雄町米」と名水「雄町の冷泉」を用いた酒造りを主とし、杜氏を筆頭に蔵人、社員みんなで酒造りをしております。櫻室町を醸す花房家が酒造りを始めたのは元禄元年(1688年)頃と言われており、岡山県内で現存する蔵元では一番古い蔵だそうです。300年以上の歴史を経て現在まで酒造りにこだわり、日本国内はもちろんヨーロッパ・アメリカなど数々の国際酒類コンテストでも高い評価を得ています。
丁寧な仕込、基本に忠実な麹造り、そして美味しい酒を造りたいという想いが個性的な酒を醸し出すのです。
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